院長あいさつ 熊倉荘一

なんだかやる気になれない。
何をしても楽しめない。
疲れが取れない。
気持ちが沈む。
注意力、集中力が落ちて仕事がはかどらない。
みょうにイライラして落ち着かない。
夜眠れなかった。
食欲がない。

これらはみなうつ病の症状ですが、病気にならないと出現しないものでもありません。
しかし、このうちどれかひとつでも長く続くとつらいものです。

WHOによる「健康」の定義では、完全な肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態状態であり、
単に疾病又は病弱の存在しないことではない。(WHO憲章前文より)とされています。

精神疾患の症状はさまざまです。
思考、感情、記憶、自我意識、不安や恐怖、強迫概念、幻覚や妄想、睡眠障害、食行動。
精神機能ばかりではなく身体症状として出現することもあります。

では、どのような時に病院に行けば良いのでしょうか?

ポイントは2つあると思います。
ひとつめは「いつもの自分らしくない」という感覚です。自分で感じることもありますが、周囲の人の方が先に気づくこともあります。ふたつめは日常生活に不便が生じているかどうか、です。

病気かどうかではなく、健康な状態、いつもの自分じゃない、そんな感じが続いているならいちどメンタルヘルスの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

精神科というと、敷居が高いという声をまだ耳にすることがあります。
しかし、どんな病気も基本は早期発見早期治療です。
生活習慣からの病気というと成人病を思い出しますが、精神衛生面でも、ちょっとしたクセや偏りが大きなストレスとなるため、ストレスからくる様々な問題に直面する危険があります。初期であればお薬を使わずに回復することも可能です。

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院長略歴

・東京都葛飾区生まれ
・昭和63年東海大学医学部卒業
・東海大学医学部付属病院精神科助手
・相州メンタルクリニック 院長
・釜石厚生病院 院長
・平成21年立石こころクリニック 院長

・日本精神神経学会認定精神科専門医
・精神保健福祉法 指定医
・日本精神神経学会会員
・日本精神分析学会会員
・都立学校専門医派遣事業協力医
・葛飾区精神保健福祉包括ケア推進協議会委員
・精神障害者就労及び相談支援